長野駅から18丁(約2km)の表参道を歩いてゆっくり善光寺詣り!
明治21年、長野駅が開業する際、駅舎は阿弥陀如来の「弥陀の十八願」にちなんで、善光寺本堂から十八丁(約2km)の現在地に建てられました。長野駅新幹線改札口には「善光寺」の額と「十八丁」と刻まれた石があり、善光寺まで続く表参道の両側にも一丁(約109m)ごとに石の道標が置かれています。
・・・・10分
中世の説経節や能で知られる苅萱(かるかや)上人・石童丸ゆかりの古刹。境内には親子にまつわる碑や像があるほか、本堂では住職夫人が親子の悲話を絵解き(神仏の縁起などを絵を用いて説明する伝統芸能)で紹介してくれます。絵解きを聞きたい場合は事前に申し込んでおくのがおすすめ。また、境内には善光寺七福神めぐりの寿老人がまつられています。
1998年長野冬季オリンピック表彰式会場として使用したセントラル・スクゥエアの五輪マーク、聖火台オブジェを移設し、オリンピックで体験した多くの感動と記憶を後世に伝え ています。撮影スポットとしても人気!
・・・・6分
善光寺境内に軒を連ねる宿坊では、精進料理のほか、写経、お数珠づくりなどの体験ができる宿坊や、御朱印をいただけるところも。心と身体を休めて、貴重なひと時を楽しみましょう。
どっしりと優美な構えを見せる二層入母屋造りの山門(三門)は、江戸時代中期の建築。鳩が5羽描かれている「善光寺」の額が掲げられ、「善」の字が牛の顔に見えるともいわれます。二階の内部では山門本尊の文殊菩薩像、その四方を守護する四天王像、色鮮やかに修復された仏間の障壁画、四国八十八ヶ所霊場御分身仏などをご覧いただくことができます。
今から約1,400年前に創建されたと伝えられる善光寺。現在の本堂は江戸中期(1707年)の再建で、約24m、奥行約54mの堂々たる木造建築。「撞木(しゅもく)造り」という善光寺独特の構造を持ち、大勢の参詣者が一晩の「お籠もり」をした習慣を今に伝えています。昭和28年に国宝に指定されました。善光寺は宗派の別なく人々を救済する名刹として、平安の昔より全国から参詣者が訪れています。
戊辰戦争から太平洋戦争に至るまでに亡くなられた英霊をお祀りする日本忠霊殿。1階には善光寺史料館が併設され、善光寺所蔵の什物を常時展示しています。
善光寺詣りの後は門前のおそば屋さんで寺町そばを味わいましょう。善光寺表参道周辺には多くのそば店が点在しています。お気に入りを見つけてみてくださいね。
表参道エリア