史跡ガイド

史跡を歩いてめぐる・川中島の戦いウオーキングコース
 
山本勘助ゆかりの地を巡るコース
みどころ
 
 妻女山の麓にある長野電鉄岩野駅をスタートして、千曲川を渡り、武田信玄の本陣があった八幡原史跡公園山本勘助の墓を訪ねます。

  武田軍の別働隊と上杉軍の甘粕隊が攻防を繰り広げた「戌ヶ瀬」付近に架かる岩野橋を渡り、「合戦場」の地名を残す対岸へ。武田氏に仕えた「小森氏館跡」、合戦の犠牲者の霊を弔った「十王堂」を参拝し、長野オリンピックスタジアムのある長野南運動公園に向かいます。公園の南西には「勘助宮」の碑が建ち、山本勘助はこのあたりで討ち死にしたと伝えられています。

 運動公園を後にして東へ進むと、信玄の弟・典厩信繁が眠る「典厩寺」があり、勘助の首と胴を合わせたという伝説の「胴合橋」は、討ち死にした地「勘助宮」からおよそ2kmの距離です。現在橋の袂には「山本勘助鎮魂之碑」が建立されています。

 戦死者の血で川が真っ赤に染まったことから名づけられた「赤川」の地に建つ「赤川の歌碑」に立ち寄りながら、松代と善光寺を結んでいた「旧松代街道」を歩けば、「八幡原史跡公園」はすぐそこ。川中島古戦場の中心八幡社の境内には、シンボル「信玄・謙信一騎討ちの像」のほか、「執念の石」「首塚」「逆槐」など第4次川中島の戦いを物語る史跡が数多く残されています。園内の「長野市立博物館」では、大河ドラマ「風林火山」特別企画展「体感!川中島の戦い 2007」を平成19年12月16日まで開催。迫力満点の映像や貴重な展示資料で、川中島の戦いの様子や武将たちの姿、そして謎につつまれた軍師・山本勘助の人物像をくわしく知ることができます。

 史跡公園からは千曲川サイクリングコースに沿って更埴橋へ。橋を渡ると、右手の土手下に「山本勘助の墓」がひっそりとたたずんでいます。川の東側、住宅地の一画に建つ「信州柴阿弥陀堂」は、かつて勘助の墓の隣にあったのが移設されたもので、長い信仰の歴史を刻み続けています。
ルート
●長野電鉄岩野駅 →●岩野橋 →●千曲川サイクリングコース →●小森氏館跡 →●十王堂 →●勘助宮(山本勘助討死の地) →●典厩寺 →●胴合橋 →●赤川の歌碑 →●旧松代街道 →●八幡原史跡公園→●八幡社(信玄・謙信一騎討ちの像三太刀七太刀之跡の碑執念の石逆槐首塚(甲越直戦之地の石碑)) →●長野市立博物館(体感!川中島の戦い2007 屋内展示会場/有料) →●千曲川サイクリングコース →●更埴橋 →●山本勘助の墓 →●信州柴阿弥陀堂 →●長野電鉄金井山駅
コースマップ ▼下の画像をクリックすると拡大画像がご覧いただけます。
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